2023年 KOVO Cup 準決勝

812日(土)16:00

亀尾パク・チョンヒ体育館
(大韓民国 慶尚北道 亀尾市)

パナソニック
パンサーズ
team 安山OK金融グループ・ウッメン

2

  • 28-30
  • 25-15
  • 32-30
  • 22-25
  • 9-15

3

試合詳細

写真:

2023クミ-KOVOプロバレーボール競技会(KOVO Cup)の準決勝が8月12日(土)に亀尾パク・チョンヒ体育館(大韓民国 慶尚北道 亀尾市)で行われ、パナソニックパンサーズ(以下、パンサーズ)は安山OK金融グループ・ウッメンと対戦した。

【第1セット】
セッターは中村、オポジットには清水が起用された。序盤はクイックを使いながら得点を重ねていき、要所でディフェンスから切り返して連続得点を奪い8-6でリードして1回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。その後も集中してサイドアウトを取り、リードをキープするも相手の安定したブロックとディフェンスが立ちはだかり15-16と逆転を許した。流れを取り戻せず連続失点で15-18となると3点差のまま終盤へと進んだ。18-21の場面で清水のサーブからチャンスを作り垂水が強烈なスパイクを決めると、清水も自らサービスエースを決めて20-21の点差まで詰め寄った。2枚替えで起用された今村と深津がリズムよく得点を重ねて同点に追いつき25-24と逆転に成功したが、最後の決め手を欠き再度逆転を許して28-30でセットを落とした。

【第2セット】
第1セットで良いトス回しを見せた深津をスタートで起用。リズム良く得点をあげて相手を翻弄すると8-3で1回目のテクニカルタイムアウトとなる。その後、連続失点を許すが深津のサービスエースで悪い流れを断ち切り10-6とすると、垂水、清水、仲本がバランスよく得点をあげていく。パンサーズは終盤まで集中力を切らさずプレッシャーを与え続け、優位に試合を運び、仲本が3連続サービスエースを奪って力でねじ伏せ25-15でセットを奪い返した。

【第3セット】
序盤は深津のトスから安定してサイドアウトを取るが、なかなかサーブから得点を奪えず6-8で1回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。リズムを取り戻したいパンサーズは清水と深津に代えて新と今村を2枚替えで起用すると、期待に応えて得点に繋げた。しかし、サーブレシーブが乱され12-16の4点差でテクニカルタイムアウトとなり苦しい展開になる。その後、再び戻った深津のサーブから3連続得点を奪い15-16の1点差に詰め寄るもミスから連続失点を喫して16-20となる。追い込まれたパンサーズは深津のブロックポイントやツーアタック、清水のブロックが決まると、垂水の強烈なバックアタックが決まり土壇場で24-24の同点に追いついた。デュースでは何度も追い込まれながらも、ブロックとディフェンスからチャンスを掴んで逆転に成功して32-20でセットを連取した。

【第4セット】
序盤は安定したサーブレシーブから攻撃を展開して8-6でテクニカルタイムアウトとなる。
パンサーズは垂水を中心に得点を重ねていくと、セッター深津が西川、兒玉の両クイックをうまく使いながらリズムを掴んでいった。16-13で優位な形で2回目のテクニカルタイムアウトを迎えると2枚替えで今村と新を起用、ディフェンスから今村が起用に応えて連続得点を奪い20-17となった。しかし相手の猛攻を受けて20-19の1点差となる緊迫した試合展開が続く。終盤に大事な場面でミスが続いて逆転を許し、そのまま相手に流れを引き渡して22-25でセットを奪われた。

【第5セット】
スタートから6連続失点となり完全に相手にペースを握られてしまう。セッターを新に代えるなど打開策を探るも、失った流れは取り戻すことができず1-8で折り返すと今村のスパイク、西川のブロックで反撃していく。しかし、最初の失点が大きく響いた形となり9-15で敗戦となった。

この結果によりパンサーズの2023KOVOカップ挑戦は、準決勝敗退で終了となった。

試合後のティリ監督のコメント

写真:ティリ監督

素晴らしい大会でした。最後は残念な形で負けてしまいましたが、良い経験を積むことができたと思います。さらに自信を持ってプレーすることができるように今後チームを強化していきたいと思います。
そして韓国でのたくさんの応援、サポートに感謝します。カムサハムニダ!

試合後の兒玉選手のコメント

たくさんの応援ありがとうございました。
今日の試合は本当にあと一歩で勝てるところで点が取れずに試合を落としてしまったという印象です。競った場面で力を出せなかったことは、自分たちの力不足を実感しました。出場機会の少ない選手などがたくさんプレーをできたことはチームにとってプラスだと思います。
引き続き応援お願いします!