2024-25 大同生命SV.LEAGUE MEN マッチデープログラムVol.6

必見! この試合の見どころ

ジェイテクトSTINGS愛知 予想スタメン
#15 宮浦 健人選手、#5 饒 書涵選手、#23 デファルコ・トリー選手、
#12 藤原 直也選手、#9 村山 豪選手、#8 関田 誠大選手、(リベロ:#24 小川 智大選手)

みなさんこんにちは。アナリストの岩沢 恭冴です。今週のホームゲームはジェイテクトSTINGS愛知(以下STINGS愛知)との対戦です。

STINGS愛知は現在16勝4敗で2位に位置しているチームで、今週の試合はチャンピオンシップに向けて非常に重要な2戦となります。#15 宮浦選手(オポジット)、#23 デファルコ選手(アウトサイドヒッター)を中心としてサーブとブロックでの得点力が非常に高く、サーブ得点111点、ブロック決定本数(1セット当たり)2.29本でどちらもトップレベルであり、新加入の選手達の連携が良くなってきています。

STINGS愛知の注目選手は#5 饒選手(ミドルブロッカー)、#8 関田選手(セッター)、#24 小川選手(リベロ)です。

饒選手は210cmのミドルブロッカーで最高到達点は358cmあり、高い打点からのAクイックを得意として現在のアタック決定率は60.4%あります。饒選手は手を伸ばすだけでネット上に約30cm手を出すことができる選手で、トスがあがってからの反応でも効果的なブロックタッチをしてブロックでもチームに大きく貢献しています。また高い打点からコートの浅い位置に打たれるサーブには前回の対戦でも苦しめられたため注意が必要です。

関田選手は175cmのセッターで、小柄なもののフィジカルが強くパスが崩れた状況でも距離のある両サイドへのトス・クイック・パイプを正確にあげることができます。また、トス配球のバランスが非常に良い特徴があり、多くの試合で両サイド・クイック・パイプへの配球が25%ずつになっています。サーブでは戦術的にジャンプサーブのモーションからフローターサーブとドライブサーブを打ち分けて、少ないミスで打ち続けます。

小川選手は175cmのリベロでサーブレシーブの範囲がとても広く、アウトサイドヒッターのエリアまで積極的にカバーする特徴があり、受数もリーグ内でもトップクラスに多い上に成功率も高い選手です。小川選手がアウトサイドヒッターのサーブレシーブでの負担を軽くすることで、アウトサイドヒッターは後衛時にパイプ攻撃を行いやすくなっているため小川選手にサーブレシーブを取らせない工夫が必要になります。また、セッターの経験を活かして2本目を触る時にはジャンプトスでコンビ攻撃も行います。

伊藤 健士コーチのコメント

新年あけましておめでとうございます。
みなさん、スキルとテクニックの違いってご存知でしょうか?両方とも技術のことなのですが、スキルは「プレッシャー下における状況判断を伴った技術」であると、私は昨年受講したあるセミナーで学びました。前節もそうでしたがSTINGS愛知との戦いは、ヒリヒリするような場面での“スキル”の応酬になるのは必須で、幾つかの“スキル”の差で勝敗が決するでしょう。皆さまの応援の後押しもよろしくお願いいたします!

監督、選手のインタビュー

ロラン ティリ監督

Bonne année!一緒に楽しみましょう。

写真:ティリ監督
2024年を振り返っていかがですか。
2024年はVリーグファイナル、黒鷲旗、天皇杯で最後負けてしまいましたが、決勝戦まで進めたことは非常に誇りに思いますし、とても満足できた一年だったと思います。
ありがたいことに毎年ファンの方が増えて、チームをさらにサポートしていただいているなと感じています。2025年がどんな年になるかわかりませんが、ファンの皆さんと一緒に楽しみながら最後まで歩んでいけたらいいなと思っています。
ここまでのリーグ全体や各チームの戦い方を見てどう感じましたか。
若い日本人選手が増えましたね。そしてやはり外国人選手が増えてレベルがより高くなっていると思います。また、試合の中での1点1点が非常に大事で、内容が深い試合が多くなった印象です。いろんなチームの対戦を見ていても競った場面が多く、非常にタフなリーグになってきたと感じます。
2025年最初の試合はジェイテクトSTINGS愛知(2位)との首位攻防戦となります。 前回の対戦と同様に熱い展開となることが予想されます。
前回のSTINGS愛知との2連戦は1勝1敗という結果でした。新年最初の試合もとてもタフな内容になると予想しています。私たちは現在リーグ1位ですがそこは正直あまり重要視しておらず、シーズンの最後が一番大事だと思っています。また、強いチームと新年最初から試合ができることは、どのくらい自分たちが強くなれているのか、どうやって試合中に解決策を探すのかなど、自分たちの実力を試すためにとてもいい試合だと思います。結果はどうなるかわかりませんが、勝つために全力を尽くしたいと思います。
前回の対戦ではサーブで攻め合うような場面がありました。
前回のGAME1では私たちのサーブが良くブロックが機能していました。GAME2はセットごとの波が激しく第5セットで負けてしまいましたが、どのセットも競っていて良い試合内容でした。今週一番大事なのはやはりサーブレシーブだと思いますが、そこを我慢しながらプレーすること。そして関田選手のトスワークを読んで、両サイドの宮浦選手・デファルコ選手をいかにコントロールするかがカギになると思います。相手チームは全体的に上手くてバランスが良いのでリーグ上位につけているのだと思いますし、今週もいい試合になると思います。また、両チーム素晴らしい選手が多いので、西田選手vs宮浦選手・山本選手vs小川選手など、個人vs個人に注目されがちですが、チームスポーツなので大阪ブルテオンvsジェイテクトSTINGS愛知という試合に注目していただけることを願っています。
2025年最初のホームゲームでの連勝を期待しているファンの皆さんに一言お願いします。
Bonne année!(あけましておめでとうございます!) 今週のジェイテクトSTINGS愛知戦、皆さんのサポートが必要です。一緒に楽しみながら勝ちましょう!

#81 ミゲル ロペス選手

チーム一丸となって勝利に向かっていく。

写真:ロペス選手
ここまで15勝3敗で首位をキープしています。
個人的に、またチームの状況はいかがでしょうか。
どちらもすごく良い状態だと思います。天皇杯決勝で負けてしまって年末は難しい場面もありましたが、チームとして修正していくところもまだたくさんある中でゲームは続いていきますので、引き続きチーム一丸となって頑張っていければと思います。
サーブレシーブについて、リーグ開幕から現在まででチーム最多の440本を受けています。
ロペス選手の攻撃力を警戒してのことだと思いますがいかがでしょうか。
リーグ開幕からサーブレシーブがすごくプレッシャーになった場面もありました。ただ、ストレスのかかる中でそこを乗り越えましたし、どの試合でも良いサーブレシーブができるようにこれからもしっかり準備していきたいです。
一方でアタック決定率は、オポジットが上位を占める中でアウトサイドヒッターのロペス選手が57.6%でリーグ1位をキープしています。
正直、個人のアタック決定率はあまり注目して見ていなくて、チーム全体の効果率であったりチーム全体の%を見ています。ただ、個人のアタック決定率が高いということは、自分のいい状態を保てているという事になるので、良い指標になるなと思います。
今週末はジェイテクトSTINGS愛知との首位攻防戦です。
勝利するためには何がカギになりますか。
ジェイテクトSTINGS愛知はとても良いプレーをしているので、こちらはチーム一丸となってゲームを展開していくこと、ひとりひとりがしっかり良いところを見せていくことがカギになってくると思います。
2025年最初のホームゲームです。ファンの皆さんに向けてメッセージをお願いします。
まずは、あけましておめでとうございます!皆さんの力がチームの大きな力になります。これからもご声援よろしくお願いします!

ジェイテクトSTINGS愛知との過去の対戦成績

2024-25 大同生命SV.LEAGUE MEN

2023-24 V.LEAGUE DIVISION1 MEN

2022-23 V.LEAGUE DIVISION1 MEN

2021-22 V.LEAGUE DIVISION1 MEN

パートナー

トップパートナー

ゴールドパートナー