2024-25 大同生命SV.LEAGUE MEN マッチデープログラムVol.8

必見! この試合の見どころ

VC長野トライデンツ 予想スタメン
#14 ウルリック・ダール選手(OP)、#1 山田 航旗選手(MB)、#11 工藤 有史選手(OH)、
#4 樋口 裕希選手(OH)、#16 トレント・オデイ選手(MB)、#20 早坂 心之介選手(S)、(L:#12 備 一真選手)
  • ※OP=オポジット、MB=ミドルブロッカー、OH=アウトサイドヒッター、S=セッター、L=リベロ

みなさんこんにちは。アナリストの岩沢 恭冴です。今週の対戦相手はVC長野トライデンツ(以下、VC長野)です。

VC長野はサーブレシーブ成功率が43.9%と高く、特にリベロの#12 備選手は50.4%とリーグ内で2位に位置しています。また、#4 樋口選手(日鉄堺BZより移籍)、#6 迫田選手(日鉄堺BZより移籍)、#20 早坂選手(大同特殊鋼より移籍)など、今シーズンは新しい選手達の加入により選手層が厚くなっています。

粘り強さがあり簡単にボールが落ちないチームで、今シーズンのフルセットの試合に全て勝利しているため、拾い負けず長いラリーになった時にもアタックを決めきることが重要になります。

注目選手は#4 樋口選手、#14 ウルリック選手、#20 早坂選手です。

樋口選手は191cmのアウトサイドヒッターで、オーバーハンドでのサーブレシーブとブロック力が持ち味の選手です。相手ブロックを見ながらプレーすることが得意で、リバウンドをもらって切り返しながら得点機会を狙いブロックアウトや空いているコースへ強打で得点します。

ウルリック選手はデンマーク出身の201cmの左利きオポジットで、アタック決定率51.3%でリーグ9位に位置しており、チーム全体のアタックの3割がウルリック選手に集まっています。サーブにも強みがあり、昨シーズンのスペインリーグでベストサーバーに選出されていて、速さのあるサーブを広角に打ち分けながら積極的に攻めるサーブを打ちます。

早坂選手は177cmの左利きのセッターで、パスが崩れた状況からでもクイックを積極的に使用する特徴があります。特に#1 山田選手とのBクイックのコンビネーションが抜群で、ブロッカーのマークを寄せ付けないことでBクイックのアタック決定率は68%と非常に高い数字になっています。またサーブの精度が高く、フローターサーブとハイブリッドサーブを組み合わせて戦術的かつ攻めるサーブを打っていますが、83セットに出場してわずか17本の失点しかしておりません。

白澤 健児コーチのコメント

ご存じの方も多いかと思いますが、VC長野トライデンツの川村 慎二監督は以前、パナソニックパンサーズに所属しており、選手で13年、監督として6年、長きにわたりチームをけん引されていました。選手としてはオールラウンダーな超技巧派な選手で、監督としては選手に寄り添い、直感力に優れた監督です。一方大阪ブルテオンの伊藤 健士監督代行は「バレーボール界のChatGPT」といわれる頭脳の持ち主です。両監督の采配にもご注目ください。

監督、選手のインタビュー

伊藤 健士 監督代行

日々進化していくチームを目指して

写真:伊藤 健士コーチ
ロラン・ティリ監督の代行を務めることになりました。意気込みを教えてください。
監督代行ということですが、普段と変わったことをしようとか凄いことができるとか思っていないのでとにかく自分のやるべきことをやろうと思っています。チームには元々良い選手たちが揃っていますし、素晴らしいスタッフと共に仕事もできていますので、選手・スタッフ・チームを信じて、助けてもらいながら試合に挑みたいと思います。
リーグ戦26試合を終えて23勝3敗で首位をキープしています。
長いリーグ戦の後半戦に突入していますが、今のチーム状況はいかがでしょうか。
単独首位のポジションにはいますけど、まだまだ我々のチームは改善するところもありますし、完成していないと思っています。最近はサントリーやWD名古屋など上位チームとの対戦がないですが、そういったところに勝てるように日々進化していくチームを目指したいと思います。
ロラン・ティリ監督の元、コーチとして戦ってきて、ここまでのリーグ全体や各チームの戦い方を見てどう感じていますか。
昨季、僕はどこのチームにも属していなかったので外から見ていたのですが、SVリーグになって外国籍選手も増え非常にレベルが上がったと感じています。それに伴って他の選手たちやリーグ全体のレベルも向上していますね。下位チームも勝利数が増えていますし、今季は非常に各チーム拮抗した試合が多いシーズンだと捉えています。
今週末の対戦相手はVC長野トライデンツです。
上位チームにも勝ち星を積み上げ、年々力をつけてきているVC長野に勝利するためには何が必要でしょうか。
VC長野で目立っているのはデンマーク出身のオポジット、ウルリック選手ですね。どの試合もだいたい50%以上はアタックを決めるなどコンスタントに決定力がある選手だと思っています。ウルリック選手をいかに攻略するか、どこまで数字を抑えられるかというところが我々にとって必須項目になりますので、そこに対する対策を講じていきたいと思います。
ホームでの勝利を期待するファンの皆さんに向けて。
僕は今季入団したばかりですが、ファンに支えられている雰囲気、アリーナ全体が醸し出す我々に対する後押しなど、いつもすごく力をもらっています。皆さんの前でしっかりといい勝利を届けられるように全力を尽くしていきたいと思います。

#5 富田 将馬選手

自分の役割を全うする

写真:富田選手
現在10連勝中、23勝3敗で首位をキープしています。
チームとして、個人としての調子はいかがでしょうか。
チームとしては、年明けからさらに結束力が高まった感じがしていて、天皇杯決勝戦での敗戦をきっかけに同じ方向を向いて修正がしっかりできているのではないかと思います。
個人としては、あらゆる場面での出場が想定される中で役割を全うできていると思いますが、もっとできると自分の中では考えているので、さらに勝利に貢献できるように頑張りたいです。
リリーフサーバーとして出場し常に結果を出しています。チームの勝利に直結する活躍が多く見られますが、メンタルの強さの秘訣は何ですか。
特にありませんが、考えすぎず自分の思い描いたところに強いサーブを打つことを意識しています。
また、多くはラリー(エバデダン)と交代で入りますが、サーブで出場する1周前のローテーションでは、相手の陣形を見てターゲットをイメージしながら準備をしています。
サーブだけではなく後衛のローテーションも任され、守備面での期待も大きいと思いますがいかがでしょうか。
リリーフサーバーでサーブを打ってからレシーブでも出場できるというのはアピールするチャンスが増えたということなので、得意なプレーでもあるディフェンスで貢献して、サーブレシーブやパスもきちんとセッターに返球することで期待に応えたいです。
今週末はVC長野トライデンツとの対戦です。
勝ち星を積み上げ好調を維持しているチームですが、勝利のカギは何になるでしょうか?
サーブとフロアディフェンスが1番重要になってくると思います。
自分たちの持ち味であるサーブでしっかり攻めて、相手のパスを乱すことで攻撃のバリエーションが絞られてくるので、ブロック&ディフェンスから攻撃を仕掛けてこちらのペースに持ち込むことが勝利を掴むためにも大事だと思っています。
勝利を期待しているファンの皆さんに向けてメッセージをお願いします。
どういう形で出場するかはわかりませんが、しっかりサーブやパスでチームの勝利に貢献したいと思っているので熱いご声援をよろしくお願いします!

VC長野トライデンツとの過去の対戦成績

2024-25 大同生命SV.LEAGUE MEN

2023-24 V.LEAGUE DIVISION1 MEN

2022-23 V.LEAGUE DIVISION1 MEN

2021-22 V.LEAGUE DIVISION1 MEN

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