2025-26 大同生命SV.LEAGUE MEN マッチデープログラムVol.1

必見! この試合の見どころ

サントリーサンバーズ大阪
予想スタメン

  • #13ドミトリー・
    ムセルスキー選手

  • #23柏田 樹選手

  • #12髙橋 藍選手

  • #18イゴール・
    クリュカ選手

  • #1小野寺 太志選手

  • セッター:#8関田 誠大選手

  • リベロ:#10小川 智大選手

みなさんこんにちは。アナリストの岩沢 恭冴です。開幕戦での対戦相手はサントリーサンバーズ大阪(以下:サントリー)です。

サントリーは今シーズン、セッターの#8 関田 誠大選手、リベロの#10小川 智大選手、アウトサイドヒッターの#18イゴール・クリュカ選手が加入しております。
クリュカ選手の加入により、S5と呼ばれるローテーション(セッターの隣のミドルブロッカーがサーブを打つ、スタメン予想では柏田 樹選手サーブ時)では前衛ブロッカーの全員が2mを超え、トランジションアタックへ繋げられやすいため、このローテーションでブレイクさせないことが特に重要になります。

サントリーの注目選手は#1 小野寺 太志選手、#10 小川 智大選手、#18 イゴール・ クリュカ選手です。
小野寺選手は202cmのミドルブロッカーでリードブロックでの対応力がとても高く、クイックとパイプの見極めが良いことに加えて、トスがあがってから両サイドへの移動が速い選手です。

アタックではBクイックを得意として、相手ブロッカーの状況を見ながらプッシュと強打を使い分けてミス少なく得点をできます。また関田選手とプレーする際にはクイックの打数が増えることが予想されます。

小川選手は176cmのリベロでレセプション範囲がとても広く他のプレイヤーのカバーをすることが得意な選手です。今シーズンはレシービングチーム側のポジショナルフォルトが試験的に緩和されていることで、より多くカバーしてレセプションを行うことができるため、よりレセプションでチームに貢献し安定したパスがセッターに供給されることになります。
クリュカ選手は209cmのアウトサイドヒッターで最高到達点は驚異の375cmであり、東京オリンピックではロシア代表として銀メダル獲得に貢献した選手です。ブロック上からのアタックと鋭い角度へのインナー打ちを得意として、得点力が非常に高い一方、レセプションは他のアウトサイドヒッターよりも安定していないためサーブでプレッシャーをかけることが重要になります。

白澤 健児コーチのコメント

白澤健児です。私からは、今シーズン大阪ブルテオンに加入した背番号6番のセッター、アントワーヌ・ブリザール選手を紹介します。彼は東京、パリオリンピックでフランス代表を2大会連続金メダルに導いた選手です。
そんな素晴らしい経歴を持ちながらも、チーム練習前のトス練習は欠かさない努力家です。彼のトスは思わず見惚れるほどきれいな放物線を描きます。さらにトスだけではなくツーアタックやサーブはスパイカーと思わせるほどの威力を持っています。
彼の経験とトス回しが、我々に新たな刺激と勝利をもたらしてくれると信じています。

監督、選手のインタビュー

トーマス・サムエルボ ヘッドコーチ

今まで練習してきたことをベストなコンディションで

写真:サムエルボ監督
いよいよ新生・大阪ブルテオンのスタートとなりますが、いかがでしょうか。
素晴らしいと思います。新しいシーズンに向けて最初の試合というものは、常に特別なものだという風に思っています。すごく大事な試合ではあると思いますが、そこに対して難しいことは考えていなくて、常にシンプルに今までやってきたことをコートに置いていくということだけを考えてやってきているつもりです。事実としては、昨シーズンの優勝チームであるサントリーと戦うということ。おそらく昨シーズンはブルテオンもサントリーに対して苦戦はしたと思うのですが、逆にブルテオンもサントリーに対して非常に難しい状況を作れていたのではないかなと思います。そういったところでいい試合ができてくるのではないかと感じています。
西田 有志選手がキャプテンに、アントワーヌ・ブリザール選手がセッターとして加入したことで昨シーズンとはまた違った新しいチームになるかと思います。どのように見ていますか。
まず西田に関して、彼にとってはキャプテンとしての経験は初めてですが、もうすでに何回もゲームをこなしていますし、日頃の生活の中でもキャプテンとしてのふるまいが自然に身についてきているかなと思っています。でも、彼に常々言っていることは、まずはプレーヤーに専念してほしいということです。そして彼はハードワークの良い見本になる選手だと思っているので、シーズンを通して少しずつでもチーム全体に浸透していくことを期待しています。また、彼一人だけがキャプテンではなく、チームの中にはリーダーシップを持った人が何人もいるので、助け合っていこうというのは毎日西田と個人的に会話しています。
アントワーヌに関しては、ブルテオンにとって新しいセッターであり、外国人であり、2度も五輪で金メダルを取った選手でもあるので、周りの期待値がすごく高いです。ただアントワーヌが来たからと言って周りが圧倒されるのではなく、彼を一人の人間として認識してほしいという風に思っています。
また、彼にとっても日本でプレーするというのは大きなチャンスになってくるかなと思います。難しいこともあるかもしれませんが、彼自身の性格として、とても謙虚な人であることは確かなので彼自身も常に学ぶ姿勢でいてくれているのがすごくありがたいなと思っています。決して驕ることなく、他の人間と同じように自分もミスをする。そういった彼の人格が、チームの中でいい化学反応を起こせてきている。今後は、アントワーヌ自身がチームのみんなとどうフィットしていくのかがカギになってくるのではないでしょうか。そこは時間が経つにつれて向上していったらいいなと思いますが、まだ私たちの課題の1つであることは確かです。
色々話しましたが、彼ら個人が重要という意味ではなく、チーム全体で意識することが大事だと思っています。
今シーズンのブルテオンは、特に持ち味となる部分はどこになるでしょうか。
まず初めに、非常に着目しているのがしっかりとシステム化されたブロック&ディフェンスだと思っています。また、私たちの潜在的な可能性としてはアグレッシブなサーブです。強いサーブを打っていくことになりますが、ネットにかかったりアウトになったりするのは本当に意味がないので、まずはしっかりとコートに入れていくことが大事。ここはさらに練習が必要なところだと思っています。
リーグ優勝を争う強敵との一戦。両日完売となり9000人を超える観客にご来場いただける予定です。
勝利を期待しているファンの皆さまへメッセージをお願いします。
まずは大きなアリーナでプレーできるということをとても光栄に思っています。たくさんのファンの方もいらっしゃると思うのでとても嬉しく思います。先ほども言った通り、サントリーは昨シーズン優勝したチームなので、難しい試合になるとは思いますが、相手を何かしらで苦しめていけるような策を立てて向かっていきたいと思っています。おそらく相手も非常に高いクオリティーで臨んでくると思うので、それに立ち向かえるくらい自分たちの中のことをしっかり準備していきたいと思います。
シーズン最初の試合なのできっと選手たちも特別感があるだろうし、ファンの方も非常に期待値が高いと思います。そこに圧倒されることなく、今まで練習してきたことをベストなコンディションで臨めればいいかなと思います。ファンのみなさんへのメッセージはもう一言だけです。ぜひ試合を見に来てください!

#11 西田 有志キャプテン

何よりも、常にいい形を作り続ける

写真:西田選手
いよいよ新シーズンが開幕します。キャプテンに就任して初のシーズンですが今の心境は?
メンバーが合流してまだ日が浅いですし、今週から約半年の長い戦いが始まるので、その中でしっかりチームが出来上がってくればいいと思っています。完成を焦らせてしまい、中途半端なものを作らないようにだけは意識しています。
今のチーム状況、また個人のコンディションはいかがですか。
チームの状況というところでは、もちろんうまくいく時といかない時があるので、どう打開していくかを常に考えています。僕のコンディションとしては非常にいい方向へ来ているんですけど、まだまだ100%のピーキングには達していないので、試合の中でのベストを常に尽くせるようにしていきたいなと思います。
優勝争いのライバル、サントリーとの一戦ですが、今シーズンの相手の印象と、どのように戦っていきたいかを教えてください。
サントリーは多くの素晴らしい選手が加わって、とてもバランスが取れている印象で優勝を狙えるチームだと思っています。でも自分たちは最後にしっかり勝利できれば良いと思っているので、相手がどうとかではなく、自分たちにフォーカスできるレベルまで作り上げるというのが必要になってくるのかなと思います。
長いリーグの初戦となります。開幕戦をどのように捉えていますか。
大事ではあると思いますが、そこまで初戦を意識はしていないですね。“1試合” ということには変わりないので。その中で出たものをチームにどう還元していくのか、どういう風に課題を改善していくかだと思います。これは時間が必要ですが、1日をどれだけ丁寧に過ごしているか、どう丁寧にチームを作っていくのかが最後重要になってきます。でも少しずつですが、一人ひとりのそこの意識が変わってきていると感じます。何よりも、常にいい形を作り続けることが僕たちのベストかなと思っています。
今シーズンの自分の武器と、チームの持ち味を教えてください。
自分の武器は常にサーブですね。どちらかというと今シーズンはキャプテンという立場でどういう風にチームを作り上げていくかだと思っています。特にそこは監督と僕次第になるのかなと思っているので、2人で意思を共有しながら、スタッフと選手が常にいい方向、同じ方向に進められるようにできたらなと思っています。
チームの持ち味としては、去年までと違う点はシステムだと思っています。1つはブロックの高さが変わりました。それも高さだけではなく、丁寧さでいかに数字に繋げられるか。とにかく数をこなして、頭で意識しなくてもできるようにするのが大事。それが今シーズンのカギになってくるかなと思います。
開幕戦はクラブ史上最多入場者数を更新予定で、多くの皆さまにご来場いただけます。最後にファンの皆さまへメッセージをお願いします。
ファンの皆さんにとっては、演出をはじめ色々状況なども変化があるシーズンだと思いますし、自分たちにとってもセッターに海外選手を迎えるという新しい試みのなかでシーズンを戦っていきます。これからさらに多くのコミュニケーションをとっていくようなチームスタイルになると思います。
何より、皆さんにはあきらめない姿をお届けできると思うので、そこをしっかり見ていただけたらと思います。
そして開幕戦は新しい大きなアリーナで試合をさせていただけるありがたい機会なので、その中で「ブルテオンってこういうチームなんだぞ」っていうところをしっかりと示せるように自分たちは頑張ります。会場の雰囲気は皆さんにも担っていただく部分もあるのかなと思いますので、ぜひ一緒に戦ってください。

サントリーサンバーズ大阪との過去の対戦成績

2024-25 大同生命SV.LEAGUE MEN

2023-24 V.LEAGUE DIVISION1 MEN

2022-23 V.LEAGUE DIVISION1 MEN

2021-22 V.LEAGUE DIVISION1 MEN

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